【羽島市議会】名鉄竹鼻線減便を踏まえ公共交通について一般質問

想い

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おはようございます。
羽島市議会の河﨑周平です。

今回は2023年6月定例会における羽島市議会一般質問について、質問の内容と意図、そして回答についてお話しさせていただきます。
羽島市をより良い街にするための一歩として是非ご覧ください。

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一般質問 公共交通について

一般質問とは、定例会での本会議において、市議会議員が執行部(羽島市長や関係部署など)に対して、一般事務に対して質問を行うことです。
一般質問では、執行部の所見や施策について報告を求めたり提案をしたり致します。

今回の議会にて行った一般質問については下記三点となり、本記事においては②を説明させていただきます。

  1. 美しいまちづくり条例について
  2. 公共交通について
  3. 災害対策におけるDX化について

2023年6月の一般質問の登壇実績についてはこちらの記事をご参照ください。

名鉄竹鼻線の運行本数減少に伴うコミュニティバスのダイヤ改正は?

羽島市は東海道新幹線岐阜羽島駅や名神高速道路岐阜羽島ICがあり交通の要所、岐阜県の玄関口となっております。

しかし、羽島市民が通勤通学で利用する名古屋鉄道、竹鼻線においては3月度のダイヤ改正により夜間の運行本数が減り、利用している市民から困っているとの声も聞こえてきております。

名古屋市や岐阜市などで働いている方、そして通学されている方も多く市民の交通の基幹となる電車の本数が減ってしまうことは住みやすさからは逆行してしまうことに繋がり兼ねないと考えられます。

こちらについて、名鉄竹鼻線のダイヤを増やすことを羽島市にお願いすることは流石に筋違いではありますが、市民の交通手段として羽島市が運営するコミュニティバスについての考え方を確認したいと思います。
つまり、コミュニティバスの充実が羽島市民にどのようなメリットを享受できるのかという点になります。

まずは、名鉄のダイヤ改正に伴うコミュニティバスの変更内容について質問させていただきました。

名鉄竹鼻線減便に伴うコミュニティバスの対応

羽島市の回答として、コミュニティバスの利用状況についてお話しいただきました。
コミュニティバス南武線は羽島市役所駅前で名鉄竹鼻線に接続しており、ダイヤ改正に伴い減便となった21時以降の運行について確認いただきました。

こちらについて、平日のバス利用者は1便あたり2人程度であり利用者の実態に合わせた効率的な運行を図る観点からコミュニティバスも減便をすることに。
3/18より平日は27往復から25往復に減便となったそうです。

利用者が少ない現状を鑑みれば減便もやむを得ないと思いますが、名鉄竹鼻線のダイヤ減便を補完する形で運行ルートから見直しをしてもらえるとありがたいと思いますね。

コミュニティバスの利便性向上のための取組は?

公共交通が、羽島市移住においても重要なファクターであり、市民の皆さまが通勤通学しやすい環境作りが大事なことは火を見るよりも明らかです。

現在羽島市の公共交通として運営されているコミュニティバスについて、市民のニーズに合わせた運営をすることが重要になります。利便性を高めることで羽島市における通勤通学の移動手段としての立ち位置を確立することがコミュニティバスを利用いただく上での課題であり、この利便性を提供できることは羽島市への転入者を増やす施策に繋がります。

今年度より新たにバスロケーションシステムの導入が始まり、車載器のGPS機能を使い、コミュニティバスの位置情報をリアルタイムでスマートフォン等から把握することができるようになりましたが、こちらのシステムを含め、コミュニティバスの利便性向上のために行っていることについて質問させていただきました。

コミュニティバス利便性向上に対する回答

コミュニティバスの利便性向上については、スマートフォンにてバスの位置情報を確認できるバスロケーションシステムを導入。
これにより停留所へのおおよその到着時間に加え、台風や積雪などによる大幅な遅延情報も取得できるようになるなど利便性の向上を図ったとのこと。

また、バス車内の運転席後方にデジタルサイネージ(液晶画面)を設置し地元企業が広告掲載によりバス事業を支援する取り組みを開始。
これにより収益化を図るとともに、行政情報を案内するなど効率的、効果的なコミュニティバスの運用を図る。

との、ご回答をいただきました。
デジタルサイネージについては、バス事業における収益化を図ることもありとても良いと思いますが、あくまで市民の交通の足として充実できるかが問題となります。

バスロケーションシステムはあくまでツールであり、それを導入することが目的ではありません。
どのようにして市民の皆さまのニーズを満足させることのできる交通網を確立するか。その点を検討しこれからも提案していきたいと思います。

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