おはようございます。
市議会議員の河崎です。
今回は、年々暑くなる夏の暑さ対策についてお話しさせていただきます。
大人も体調を崩してしまう暑さですが、特に義務教育課程の子ども達にとっては本当に大変な暑さになっております。
まだまだ身体も成長していない小学生にとっては通学でさえ危険な状況です。
そのような現状を加味し、この度「緊急政策提言」をさせていただきましたので今回はそちらの内容をご紹介させていただきます。
- 緊急政策提言
- 1)登下校時における児童生徒の冷却グッズの効果的な使用(トライアル導入含む)
- 2)児童生徒のコミュニティバス無料開放(夏季・通学時間帯限定)
- 3)登下校時における児童生徒の持ち物削減
- 4)登下校時における日傘の積極利用
- 5)教員による登校直後のエアコン稼働の徹底
- 6)市内のクーリングシェルターの情報共有と活用促進
- 7)スマホアプリ等によるリアルタイム情報の提供
- 8)ウォータークーラー(冷水機)の修理・増設
- 9)寄り道をしない下校指導の徹底
- 10)エアコン使用に関するインフラ整備と運用改善
- 11)遮熱対策の実施
- 12)体育館へのエアコン早期設置
- 13)特別教室へのエアコン設置
- 14)グラウンド・プールへの常設日除け設置
緊急政策提言

1)登下校時における児童生徒の冷却グッズの効果的な使用(トライアル導入含む)
登下校時に、児童生徒の体温を効果的に下げるため、ネッククーラーや冷感タオルなどを冷やすことのできる環境の整備を要望致します。予算や物資の調整が難しい場合は、まずは低学年児童を対象としたトライアル導入としての段階的実施を要望致します。
2)児童生徒のコミュニティバス無料開放(夏季・通学時間帯限定)
特に暑さが厳しい夏季期間に限り、児童生徒の登下校時間帯においてコミュニティバスの無料開放を実施し、徒歩による通学の負担軽減を図ることで熱中症リスクを下げる取り組みを要望致します。
3)登下校時における児童生徒の持ち物削減
夏季においては暑さによる体力消耗が激しく、重い荷物を背負っての登下校は熱中症リスクを高める要因の一つです。児童生徒が毎日持参する荷物を通常の1/3程度に軽減できるよう、学校全体での見直しをお願いしたく存じます。家庭学習の工夫や学校保管の活用など、実現可能な方策の検討を要望致します。
4)登下校時における日傘の積極利用
日傘による日差しの遮断は有効な暑さ対策の一つです。安全面への配慮と合わせながら、保護者や地域とも連携し、児童生徒への日傘使用の推奨やガイドラインの整備を要望致します。また、雨天時に貸出の傘を日傘替わりとして利用する代替提案もあわせて要望致します。
5)教員による登校直後のエアコン稼働の徹底
児童生徒が教室に入る時点で室温が高い場合、身体への負担が大きくなります。教員が登校次第、速やかに教室のエアコンを稼働させ、適切な温度環境を整えることを学校運営上のルールとされたく要望致します。
6)市内のクーリングシェルターの情報共有と活用促進
市内にはいくつかのクーリングシェルターが設置されております。登下校時に体調不良を訴えた児童生徒、またはその兆候がある場合に備え、クーリングシェルターの積極的な利用が出来るよう場所・利用方法等の情報を学校や地域で共有する仕組みの構築を要望致します。

7)スマホアプリ等によるリアルタイム情報の提供
民間企業では熱中症アラートや天気情報をアプリで従業員に通知し、自己防衛を促しています。羽島市が管理するLINE公式アカウント等で保護者に対して、「本日の暑さ状況と通学時の注意事項」を配信することを要望致します。
8)ウォータークーラー(冷水機)の修理・増設
市内の学校では、冷水機が故障したまま使用できない状態で放置されているケースが見受けられ、子どもたちが冷水機の前で順番を巡って喧嘩するなどの事例もあります。壊れて使えない設備を放置することは教育的にも問題であり、市の姿勢が問われます。すべての冷水機が使用できるよう早急な修理を行い、必要に応じて増設を行うことで、冷水でタオルを冷やしたり水筒に冷たい水を補充することができるような環境整備を要望致します。
9)寄り道をしない下校指導の徹底
下校時においてはできるだけ早く自宅に戻ることが熱中症予防にもつながります。教職員による寄り道防止の声掛けや指導の徹底を要望致します。
10)エアコン使用に関するインフラ整備と運用改善
一部の学校現場では、エアコン使用時に電力容量の不足からブレーカーが落ちる事態が発生しております。こうした状況に対して、電気容量の増設や電源設備の改修を含めたインフラ整備を早急に実施することを要望致します。また、教室ごとの冷房効率のばらつきを把握し、フィルター掃除に留まらず、エアコンの全面的なメンテナンスによって最大のパフォーマンスが発揮されるよう管理体制の強化を要望致します。さらに、温度設定が変更できない、あるいは遠隔操作ができない仕様の場合には、運用の柔軟性向上に向けたシステム導入も検討いただくよう要望致します。
11)遮熱対策の実施
教室内の温度上昇を防ぐため、遮熱効果のあるカーテンへの交換や、窓ガラスに遮熱フィルムを貼付する、断熱塗料を利用するなどの対策を要望致します。
12)体育館へのエアコン早期設置
体育館内での活動中における熱中症リスクを下げるため、速やかなエアコン設置を要望致します。
13)特別教室へのエアコン設置
現状、特別教室にエアコンが未設置であることが多く、学習環境の偏りが発生しています。すべての教室において等しく快適な学習環境が確保されるよう、特別教室へのエアコン設置を要望致します。
14)グラウンド・プールへの常設日除け設置
屋外活動時の暑さ対策として、学校のグラウンドおよびプールにおける大型の日除け(シェード等)を常設し、児童生徒が直射日光を避けられる環境を整えることを要望致します。

これらの施策は、児童生徒の命と健康を守るために極めて重要であり、また保護者や地
域住民からも理解と支持を得やすい現実的な対策であると考えております。
猛暑が常態化する今、児童生徒の安全を第一に考え、早急な検討と実施を強く要望致し
ます
コメント