千葉県香取市にて景観形成や町並み保存における取り組みについて視察

想い

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おはようございます。
羽島市議会議員の河崎です。

今回は2023/10/31に私が所属する産業建設委員会にて実施いたしました行政視察の報告をさせていただきます。
視察させていただいた内容は羽島市の今後に役立つものでございましたので今後の活動に役立てていきたいと思います。

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行政視察の概要

千葉県香取市にて景観形成や町並み保存における地域と行政との関係、取り組みについて視察させていただきました。

佐原の大祭り(重要無形文化財)、伊能忠敬旧宅(国指定史跡)などを持つ香取市において、コンテンツを活かした街並みの保存、活用についてお話しいただく。

視察先:千葉県香取市
視察日時:2023/10/31
面積:千葉県4位の市域(262.31k㎡)
人口:70987人
利根川の水運(東北からの年貢米)により江戸時代の頃は集散地として栄えていた町とのこと。文化財には佐原の大祭り(重要無形文化財)、伊能忠敬旧宅(国指定史跡)などを持ち歴史と文化溢れる街でした。

質疑応答

千葉県香取市にて景観形成や町並み保存における地域と行政との関係、取り組みについて質疑させていただきました。

認知度向上の施策について

関東での街並みを活かした観光資源としている川越、栃木、佐原(香取市)にて小江戸サミットを行い認知度向上を図る。

観光誘致における環境整備について

オーバーツーリズムを意識した事は無かったが、国内外からの観光者が増えていることもありトイレ整備やゴミ対策、またマナー向上のための周知方法について検討が必要となる。

佐原の大祭時には駐車場を別途1000台準備するなど観光地としての対策をしているが、ゴミ箱が少ないこともあり問題となった。これらについても今後の課題としている。

街並みの景観維持・向上の施策について

過去、空き店舗などが集積していたことや、震災後に取り壊すことを検討している地域の方がいらっしゃり町並み保存として課題もあった。
これらの問題解決として市が借り上げ、または購入することで景観の維持や向上を図った。

また、きっかけは街並みの男衆(商店街の中心となる方々)が前向きに取り組み、川清掃ボランティアなどを積極的にすることを機会に街全体で保存する機運と作り上げる意識が産まれた。

街並みの中での新規出店者誘致について

地域振興として空き店舗を貸し出しすることを行政としてとりまとめ若い人が参入しやすいような対応を実施している。

具体的には小さな建物、小さなブースを安価で貸し出し出店者の参入障壁を減らすようにしている。

収益を考えると飲食店が多くなってしまうこともあり、業種の多様化も含め調整や検討をし貸し出ししているとのこと。

今回の視察を受け考えること

羽島市として竹鼻商店街の利活用を考えるのかをまずは検討、決定する必要があるかと思います。

観光資源として竹鼻商店街を市内外に向け発信していくのであれば商店街だけでは無く、羽島市全体を「ホテル」と見立て市内各所を有機的・能動的に結びつけることが重要になってくると考えられます。

観光都市として展開をしてくことを前提として考えるのであればまずは市内の「コンテンツ」を抽出することが必要になります。
素晴らしい商品を作っている個人や会社(浅野鍛冶屋さんなどの羽島マイスター)、また八剣神社などの歴史や文化に触れることの出来るスポットを見出し、それらをどのように魅せるかが重要になります。

施設単体でのコンテンツだけでなくそれらを複合的考え、観光の導線を作る。そのための旗振りこそが行政に求められていると思います。

若くやる気はあるが新規出店において資本が原因で参入できない層に向けて、安価で場を提供するなどの施策は面白いと思います。
人と物流が集まるところには経済が周ります。そして活気が出始めます。若者のエネルギーを貰えるような指向性を考えてみても良いかなと思いますが如何でしょうか。

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