【岐阜羽島の社長へインタビュー】藻から羽島市の未来を作り出す(株)SYさんへ訪問

北代社長 羽島の「凄い」

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こんにちは、岐阜羽島.comです。
今回は、羽島市にある株式会社SY北代社長へインタビューさせていただきました。

なぜ羽島市で起業をしたのか、またこれからの未来のビジョンについてもお話しお聞かせいただきました。

会社の社名の由来にもなっている「三方良し」を理念とし自社だけでは無く、お客様も、そして羽島市という地域にも貢献したいと言うお話しをお聞かせいただきました。
そんなアツい経営者でもある北代社長のお話しをどうぞ。

今回のインタビューの内容
・岐阜羽島から世界の食料問題を解決するSY株式会社
・藻が羽島市と、そして全ての人の健康を育む鍵に
・食料と健康の問題解決。そして羽島市の雇用創出を

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岐阜羽島から世界の食料問題を解決する株式会社SY

羽島市で事業活動を行い、そして本社を持つ「株式会社SY

世間には知られていないが実は凄い会社だった。
そんなお話しをテレビでよく見ますよね。
実はこの岐阜羽島にも、そんな凄い会社が存在していました。

国連も報告書を出して社会に警鐘を鳴らす「食料問題」
その解決策を岐阜羽島から日本に、そして世界に発信する会社がこの株式会社SYになります。
若き経営者でもある北代社長に会社の理念や今後のビジョンについてお話しお聞かせいただきました。

北代社長へインタビュー

1984年生まれの38歳。
学生の頃は水泳部に所属したスポーツマンでしたが、当時の将来の夢は車の整備士だったとのことです。

専門学校を卒業後、整備士として車のディーラーに就職。
その後、その経験を活かし父親が経営する車のバンパーなどを設計、製造、塗装をする会社に入社。
誠実な北代社長の仕事に向ける情熱はお客様からの信頼も厚いモノだったことでしょう。

そして、樹脂成型の技術を活かし新たに始めたのがPP(ポリプロピレン)を利用した接着剤を使用しない熱溶着で作る水槽・プール事業となります。
耐久力があり、またコストも抑えれることから大型の水槽やプールの生産は大きな需要があったとのお話しでした。

-PPの水槽を施工する中で出会う陸上養殖の世界
ここに北代社長の大きな転換点があったそうです。

自社の強みである大型水槽を活用し陸上養殖をすることができるのでは?
そして出会うのが世界の食糧問題を救うスピルリナという藻になります。

藻で世界の食料問題を救い、そして未来ある子供たちへ明るい世界のバトンをつなぐ。
会社の理念にも掲げられている「三方良し」の精神で会社経営を行う北代社長。
今回お話しする中で何度も出てくるフレーズは「羽島市をより良い街に」そして「子供のためにできることは」でした。

そんな、自分の利益だけでは無く、社会と未来ある子供のことを重要視する姿勢。
素晴らしい経営者に出会えた瞬間でした。

株式会社SYに対する思い

ー社名のSYはSannpouYoshi(三方良し)から命名
会社の経営信条が三方良しである株式会社SY
社名も経営信条からとったということでその思いが伝わりますね。

三方良しとは古くは近江商人が経営哲学として掲げていた言葉で
売り手よし 買い手よし 世間よし」という考え方になります。

その理念の通り行動を実践する北代社長。
売り手である自社の拡大、世界に向かうことはもちろんとして、買い手であるお客様の満足度を上げることを目指しています。
そして、何より世間として羽島市を、そして世界を良い方向に導くために頑張っていらっしゃいました。

世間という概念については横軸に地域を、縦軸に時間を考えているようです。
地域としては会社のある羽島市を、そして岐阜県、日本、世界と限りなく広げていく。
そして、時間については未来ある子供たちの笑顔を繋げる。

関わる全ての人、そしてこれから明るい未来を歩く子供たちのために三方良しの精神で社会とかかわりあう株式会社SY、そして北代社長。
控え目にいって最高の男ですね。

岐阜羽島から世界の食料問題を解決する

国連が発表した2050年の食糧問題についてご存じでしょうか。
現在国連から発表されているこの問題について大きく取り沙汰されているため聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

この報告書にて提示されている可能性について、2050年には食料需要が現在の1.7倍になると言われております。
人口は1.3倍、食料需要が1.7倍になることで世界の食料需要バランスが維持できず、環境破壊も進んでいく

この最悪のシナリオに立ち向かうことを「使命」と考えているのが北代社長が新事業として考えているスピルリナ事業になります。

自社の強みを活かすことで見えた陸上養殖の世界

ー自社の強みを活かすことで見えた陸上養殖の世界
スピルリナ事業をを語る前に知っておいて欲しいことは、株式会社SYの他の事業についてです。
もともとは車関係のお仕事をされていた北代社長。

車のバンパーなどの樹脂製品の設計から生産、そして塗装などを行う部門を持つなかで樹脂成型の技術が株式会社SYの強みでした。

ただ、リーマンショックに始まり、自然災害や地政学的リスクなど、あらゆる外的要因により自動車産業に頼ることだけで良いのかという事業について考える時期があったそうです。
その時のことを北代社長はこのように語っていました。

「自社の樹脂成型技術を活かし他の事業に展開できないかを考えたんです。もちろん利益を出すことは企業として当たり前ですが、それ以上に“人のためになっているのか?”が重要になると思っています。」

当時からすでに漁獲量の減少や担い手不足など問題が浮上していた漁業。
そこに目を付けた北代社長が次の手として始めた事業が【陸上養殖の水槽】になります。

養殖を容易にするための水槽を安価で、かつ環境配慮された製品を生産できるスキルとノウハウがあることに気付いた北代社長はこの事業を始めることになります。

現在も水槽事業は全国の企業や自治体からのご依頼が多く、毎月出張に行かれるなど忙しくされているそうです。
それでも、日本の食と、魚を食べる文化を閉ざしてはいけないと日々奮闘中だそうです。凄いですね。

大阪の株式会社陸水とパートナーシップを組み、使われなくなった漁港に大きな養殖用のプールを設置し、そこで育った魚を大阪の市場で利用してもらうプロジェクトを現在進行中。
既に大阪の市場にはこちらで育った魚が販売されているとのこと、時代は動いています。


食料問題と健康問題を同時に解決するスピルリナ

ーこれから迎える食糧問題とどう向き合うのか
水槽事業で食糧問題と向き合うこととなった北代社長。
国連も警鐘を鳴らしている❝2050年問題❞については、世界人口が現在の1.3倍になり、必要な食料が1.7倍になるとの報告があります。
食料、その中でもタンパク質が不足すると考えられる未来を救う手段として見出したのがスピルリナという藻になります。

現在もウクライナ紛争により小麦などの輸入が滞り、物価高騰の要因になっていたりします。
食料を輸入に頼る日本においては物価高騰よりもその先の「食料が入手できなくなる」ことが本当に一番怖いことです。
これらについて、スピルリナ事業を始めた経緯をこのように語られていました。

「2050年の食糧問題に直面するのは自分たちの子供の世代になる。問題を先送りにする前に自分たちの世代で解決策を見出しておくことが責務だと思っている」

食料問題を考える中で出会ったスピルリナ。
このスピルリナは60種類以上の栄養素を含む藻になりますが、タンパク質がなんと大豆の約2倍の含有量。
そして吸収率が一般的な生野菜の約2.4倍と僅かな量でも効率よく栄養を摂取することができます。

ー食糧問題と健康問題の解決を
この二つを解決する策をスピルリナで見出した北代社長。
スピルリナ事業を発展させることで社会と、そして未来ある子供たちに貢献できることを目標にしています。

三方良しの精神で全ての人たちを幸せにしたい

三方良しを経営信条とし、そして自身の行動指針にもされている北代社長。
関わる人の全てを幸せにしたいという思いが伝わるお話しを沢山聞かせていただきました

社会から必要とされない会社にはしたくないという思い

ー企業の経営をどのように考えているのか?
自動車産業の枠組みの中で働く中、新規事業も立ち上げていく北代社長。
そんな社長に企業の経営についてもお話しいただけました。

「利益は大事だが、それ以上に大事なことは“社会に求められているのか“です。自分たちの儲けだけで社会からは不要となる、そんな事業であればやるつもりはありません」

会社を率いる社長の考えはその会社の風土となり、社員の規範になるものと思います。
今までの経験で色々な会社を見てきましたが「自社の利潤を追求する」会社が多い世の中です。
経営者が、自分だけ良ければよいと社員にサービス残業を迫ったり、違法行為でもお金になるならと目を瞑る会社があるのも事実です。

そんな中、北代社長のように本当の意味で三方良しを実践している人は少ないかもしれませんね。

遊休農地を活用することで雇用の創出を目指す

三方良しの精神はもちろん地域への貢献も含まれています。
事業活動を行うために本社を置いている羽島市へも何か恩返しができないかを考えているとのことでした。

「羽島市の経済を発展させることも大事だと考えています。スピルリナ事業で街の特産品を作るとともに、遊休農地を活用し雇用を創出できれば一番ですね」

スピルリナが食糧問題と健康問題の解決につながる。
この素材を活かし羽島市の特産品を作れればとのお考えもあるようです。

そして、スピルリナを育てる場所を遊休農地にすることで、今まで活用されていなかった場所に価値を作りたい。
お金を稼ぐことが出来ればそこには雇用が生まれる。

地域における資本の循環と街を発展させるための商品開発
この二つが回り始めたらメイドイン岐阜羽島のムーブメントが起こることでしょうね。

羽島市の子供たちの未来を考えたい

社会問題として食糧問題と地域の雇用創出を考える北代社長。
そして一番考えているのが子供たちの未来についてだそうです。
ご自身もお子さんがいらっしゃる中、子供たちの未来について思うことが多く

「子供には明るい未来を見せてあげたいと。暗い話しが多い世の中ですが、自身の活動の中で社会をよくすること。その結果羽島市に雇用が増え子供が就職をする時期になっても“羽島市で働きたい”と言って貰える街にしたいですね」

事業の発展はタイミングが重要になると思います。
しかし、これだけアツい気持ちで取り組んでいる北代社長です。
すぐにでも結果がでてきそうですね。


食料問題から地域創生まで、迷ったらまずはご連絡

三方良しを経営に考えている株式会社SY
新規事業であるスピルリナは今後起こるであろう食糧問題の解決策になりますが、身近な問題としては健康面での対策にもなりそうですね。

既にスピルリナを利用し商品化している飲食店もあるとのことですが、気になる方は是非株式会社SYへ連絡してみてください。

健康対策から遊休農地問題の解決まで北代社長が優しく教えてくれますよ。

岐阜羽島にはアツい社長が沢山いますね

スーパーフードのスピルリナを事業として運営している株式会社SY北代社長のお話し、如何でしたでしょうか。
三方良しの精神をここまで実直に取り組んでおられる方に私は初めて会いました。

北代社長が考える食料問題を始めとした社会問題についても、これからもっと世間の認知が高まるでしょうね。

私も「岐阜羽島をもっと子育てしやすい街にしたい」という気持ちで始めたこのブログですが、同じ気持ちを感じることが出来ました。
これからも北代社長の活躍を見ていきたいですね。
では、また☆

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