【岐阜羽島の凄い会社】株式会社愛幸は従業員の幸福度への追求が凄い

羽島の「凄い」

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こんにちは、岐阜羽島.comです。
今回は、羽島市にある株式会社愛幸さんへインタビューさせていただきました。

先日行われた「羽島商工会議所主催 新商品&新サービス等合同発表会」にてシェアオフィスの提案をされていた株式会社愛幸さん。

何故、岐阜羽島でシェアオフィスを始めたんだろう?
という疑問があり、お話しをお聞かせいただきましたが、その背景には会社の熱い理念、考え方がありました。
そんな熱意のある会社であった株式会社愛幸さんのお話しをどうぞ。

今回のインタビューの内容
・会社の理念でもある「従業員の幸せ」をなぜ追求するのか
・シェアオフィスは社員の要望を聞いた快適なオフィス空間

常に挑戦し続ける株式会社愛幸

岐阜羽島の凄い会社、株式会社愛幸

羽島市で事業活動を行い、そして本社を持つ「株式会社愛幸

世間には知られていないが実は凄い会社だった。
そんなお話しをテレビでよく見ますよね。
実はこの岐阜羽島にも、そんな凄い会社が存在していました。

日本の製造業の行く末、そして岐阜羽島の雇用の未来。
少しでも良い方向に進めるにはどうしたらよいのか。
それらを考え、そして実行し、社員が喜び前向きに働くことを目指す会社がココにはありました。
そんな素晴らしい会社でもある株式会社愛幸さんのお話しをどうぞ。

株式会社愛幸さんへインタビュー

岐阜羽島の凄い会社、株式会社愛幸

株式会社愛幸さんの簡単なプロフィールをご紹介させていただきます。
2006年に個人事業主として創業。翌2007年には株式会社愛幸電機として法人設立をされたそうです。

経営内容も制御盤のハード設計、盤組・配線工事に始まり、ソフト設計なども含め電気事業を中心に運営を開始。

そして、現在では機械設計からメカ組み立てなどのアッセンブリまでも行うようになりました。

また、新規事業として2022年には岐阜羽島で初のシェアオフィスも開業
順調に成長を続ける株式会社愛幸さん。

しかし、その経営は順風満帆なモノでは無かったそうです。
そう、2008年に全ての企業に等しく襲ったあの経済不況の波、「リーマンショック」は株式会社愛幸さんにもその猛威を振るったそうです。

2007年に創業をした株式会社愛幸さんは、2年目にあの経済不況の波が押し寄せてしまいました。
何とか会社が倒産しないように経営を回し、そして立ち直った時に会社としての在り方について考えることになったそうです。

リーマンショックを乗り越えてたどり着いた会社の理念が「社員の幸福度の追求」だったそうです。

社員の幸せを考える経営方針

ー「社員が幸せを感じられる会社」を目指すー
リーマンショックを経て会社の理念を改めて考えることとなった株式会社愛幸さん。
利益を追求するだけの会社では人はついてこない。

ご縁があり一緒に働くこととなった社員とともに成長し、そして社員が「入社して良かった」と思える会社作りをしたい。

そう考えた末に一つの結論に行きつくことになりました。
それが「社員が幸せを感じられる会社を作ろう」ということ。
この時から株式会社愛幸さんは社員の幸せ追求型の会社に舵を切ることになったそうです。

社員幸福度を上げ最高の会社を目指す

社員の幸せを追求するために必要なことは、それでもやはり「お金」が必須のファクターとなります。

そんな中、新規事業や業務の拡大を考えた時の株式会社愛幸さんの面白い考え方を教えていただきました。

「一般的には利益から社員への配分を考えると思います。しかし、自分たちの考えとしては社員にどれだけを提供したいのかを最初に考えます。そこから逆算し利益計算をし必要な仕事、新規事業の拡大を計画しています。」

社員の幸せのために事業の拡大を考えていらっしゃるということだそうです。
経営者が自分の利益を追求する「自分だけ良し」の考え方では無く、社員を仲間としてみんなで成長したいと考える姿勢、素晴らしいと思います。

こんな会社がもっと増えてくれればよいのになと思いますね。

でも良いコト言い過ぎなのでは?疑ってみました

今回、株式会社愛幸さんをインタビューさせていただき数時間。
お話しを聞くと「社員の幸せ」を前面に考え、そして社員満足度の高い経営をしながら利益を出し成長を続けているとのお話しをお聞かせいただきました。

申し訳ございませんが、「良いコトを言い過ぎなのでは?」と疑っていました。
実は、私も以前に働いていた会社が対外的には同じように「社員の満足を一番に考えています」と声高に叫ぶ会社でした。

しかし、入社してみると中身は全く違いました。
残業の過労死ラインが100時間と言われますが、私は100時間を下回ったことがありませんでした。そしてそれは勿論サービス残業。
言い出したらキリがありませんが、そのような過去を持つ私としては「信じれない」と思う気持ちはありました。

そのことをインタビュー時にお話しさせていただいたところ、なんと社員の方に直接インタビューをさせていただくお時間をいただけました。
その時インタビューさせていただいた社員の方のお話しはー

「会社の不満については特にないですね。会社として初になりますが男性の育休を取らせていただけました。その際にも残った社員が働きやすく、また不満が出ないように調整もしてもらい、問題なく復帰もでき大変助かりました」


サービス残業については逆に「絶対にするな」と言われています。一人が良かれと思ってやってしまうと、それが会社の空気となりいつの間にかサービス残業が当たり前の会社になってしまうので気を付けて欲しいと言われています。」

疑ってしまい本当に申し訳ございませんでした。
会社の理念は社員にしっかりと伝わっていました。

社員思いの会社なんて都市伝説だと思っていましたが、岐阜羽島に実在していましたね。

社員参画型の経営を実践

社員の幸福度を上げるために考えること。
それは会社側が与えるだけでは無理です。
人は自分で考えて行動することに喜びを覚えるモノです。

そんなところもしっかり考えていらっしゃるのが株式会社愛幸さん。
実際に社員の部門間を横断し「改善チーム」なるモノを発足しているそうです。

ここでは社員から出る様々な改善案や指摘、それこそ日常の愚痴なども集約し、経営層に提案として投げかけているそうです。
社員から出る案は本当に色々なモノがあるそうで「そんなことは会社にお願いすべきモノでは無いだろう」と思われるような話しも中にはあるそうです。

改善チームについては社員の方にインタビューさせていただいた際にこのような回答をいただきました。

「改善チームの活動についても些細な提案でも会社はちゃんと考えてくれます。もちろん経営層に提案しても採用してもらえないこともありますが、「できない」ことの理由を聞けば納得できるモノです。むしろ「こんなことまで」という提案でも真摯に考えてくれるのが嬉しいですね」


よくあるブラック企業では改善案を求める割には、改善案を出しても上司の機嫌で「採用・不採用」が決まったり、そもそも内容に因縁をつけたりすることが横行してきます。
そうなると社員は誰も改善案を出さなくなり、風通しの悪い会社が出来上がります。

そういう意味でも「些細な改善案」が出るというところが株式会社愛幸さんの空気の良さを物語っているのかもしれませんね。

こういった、良い意味で「どうでも良い」改善案が出される会社の風土、自由闊達な空気感こそ、大事にしなくてはいけないのかもしれませんね。

良い会社の条件として役職、立場に関わらず「自由闊達」な意見が出ることにあると思います。逆に意見を言えなくなるのであればES(従業員満足度)が下がっている指標と言えるでしょう。


なぜ社員幸福度を求めるのか

あまりにも社員に対して手厚い保障を提示しているようにも見える株式会社愛幸さん。
しかし、目に見えない戦略が考えられていることもお話しを聞く中でわかりました。

社員の幸福度を求める戦略には両面があり、もちろん社員のモチベーションを上げ、帰属意識を高めより良い製品、サービスの提供につなげる会社の品質を上げる面があります。

また、もう一面として「人材(人財)の確保」も考えられる一面となります。
そしてこの人材(人財)の確保こそが重要な点となります。

羽島市の凄い会社としてインタビューさせていただいておりますが、この「岐阜羽島」という土地柄、どうしても人材(人財)は名古屋や岐阜市に流れてしまいます
その流れを食い止めるためにも働く人に魅力的な環境が重要となります。

そういった面からも社員の幸福度を上げる施作は十分に効果を発揮している、またするのではを感じますね。

数値化できない素晴らしい風土は沢山感じましたが、数値化できる素晴らしい点も沢山ありました
下記をご参考に、現在就職を考えている方がいらっしゃれば是非一度エントリーしてみてくださいね。

数値化できる株式会社愛幸の凄い働き方
・平均年齢 28歳
・年間休日 121日
・有給取得率 71.4%
・入社時未経験率 97%
・男性の育児休暇取得 実績あり

新規事業であるASvillageは新しい働き方の提案

岐阜羽島の凄い会社、株式会社愛幸

ー社員が働きやすい事務所作りが産んだシェアオフィスー
社員の幸福度を考える株式会社愛幸さん。
オフィス作りにも働く方の意見を取り入れたそうです。

CADを使い図面を作成することも多く、デスクワークも業務内で多くなってしまうとのこと。
座ってする作業が多いのであれば、椅子も社員の意見を聞いた方が良いのでは?
ということで、事務所内に設置された椅子の選定にはかなり時間と労力をかけたそうです。

デモ用の椅子借りて、みんなで座ってみて…
結果、事務所には6種類のメーカーの違う椅子を準備したとのことです。

費用も掛かり、決して安い買い物では無いと思いますが、それでも働く人のことを考えた事務所作り、素晴らしいモノがありますね。

そして、出来上がった事務所は次なる手立てとしてシェアオフィスにも活用されていきます。

事務用品の椅子一つもみんなで考え、意見を出し合い費用が高額になろうとも採用をする。そういった一つ一つの誠実な姿勢こそが一番の「福利厚生」なのかもしれませんね。

羽島市で初めて導入されたシェアオフィス

ー羽島市でシェアオフィスをすることで地元企業の交流の場にー

羽島市で初めて誕生したシェアオフィス。
このシェアオフィスは羽島市の企業の新しい産業を生み出すきっかけになるかもしれません。

シェアオフィスは写真のように開かれたスペースでの作業が可能となります。
そこでは今後、会社と会社との新しいで出会いの場となることでしょう

実際にすでに地元企業も何社かが入会されているそうです。
新しい事業の芽吹きをココで感じてみませんか?

株式会社愛幸の社員さんはシェアオフィス側のスペースも活用できるそうです。基本的に自分のデスクは無く、毎朝ノートパソコンをもって自分の好きな場所で業務を開始するとのこと。新しい働き方ですね。


シェアオフィスの中もお邪魔させていただきました。

社員と作り上げた最高の職場環境。
そして岐阜羽島に初めてできたシェアオフィス。

今回はそんな素敵なシェアオフィスの中を覗かせていただきました。
入口からホスピタリティが溢れています。
コロナ禍のため入口には手洗い場を設置。
接触を気にされる方にも配慮されているのが分かりますね。

岐阜羽島の凄い会社、株式会社愛幸

中に入るとお洒落な空間が広がっています。
どの席にもコンセントが常設されているので、デスクワークもしやすいですね。

岐阜羽島の凄い会社、株式会社愛幸

カウンターで座って作業も良し、テーブルで商談するも良し。
これは仕事が捗りそう。

そして仕事に疲れたらこちらのスペースでストレッチ。
少し横になって気になる本を読んでも良いですね。

岐阜羽島の凄い会社、株式会社愛幸

仕事終わりにはこちらのバーカウンターで一杯如何でしょうか。
もちろん飲酒運転はダメですよ。
でも大丈夫、このASvillageは岐阜羽島駅まで歩いて10分程度なので安心して飲めますね。

岐阜羽島の凄い会社、株式会社愛幸


自動搬送機ソフトからシェアオフィスまで、迷ったらまずはご連絡

岐阜羽島の凄い会社、株式会社愛幸

社員の幸せを理念に掲げを経営を実践されている株式会社愛幸。
新規事業にも精力的に活動されており、これからの経営計画を少し教えていただきましたがまだまだ既存、新規事業含め拡大を図っていくそうです。

制御盤のソフトから機械本体、そしてシェアオフィスまで。
お困りのことがあれば是非ともご連絡ください。

社員にも優しい株式会社愛幸さんがアナタにも優しく教えてくれますよ。

岐阜羽島には「凄い」会社が沢山ありますね

制御盤のソフトからハード、そして岐阜羽島で初のシェアオフィスを開始した株式会社愛幸さんのお話し、如何でしたでしょうか。
社員満足を掲げる会社はよく見てきましたが、大体は中身は違っておりがっかりする事が多いです。
しかし、ここまで実直に取り組んでおられる会社は初めての経験でした。

人材(人財)は人口減少の世の中では買い手市場から売り手市場に変わってくると思います。
そんな中、経営層の利潤の追求のために社員を騙し、ブラック企業さながらの働き方を強要する会社はこれからどんどんと淘汰されていくと思います。

そんな中、社員の幸せを考えて誠実に、真面目に経営されている株式会社愛幸さんのこれからが楽しみですね。

私も「子供が20年後に羽島市で産まれてよかった」と言われるように活動を始め、作り始めたこのブログですが、株式会社愛幸さんからも羽島市、そして日本の未来を思う気持ちは同じなのかなと感じました。
これからも株式会社愛幸さんの活躍を見ていきたいですね。
では、また☆

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